パリから引っ越して
この9月でパリから南西フランスへ引っ越して3年目に突入しました。
お久しぶりです。相変わらずの超まったり更新ですが、お付き合いいただきありがとうございます。
この夏、パリはオリンピック・パラリンピックで日本でもいろいろ注目を浴びたのではないかと思います。
パリに4年住み、離れて3年がたった今、パリから引っ越してよかったこと、悪かったことを書いてみたいなぁと思います。
まず不便なこと。
今はコロナの影響もあってでしょうか、宅配で日本食材を頼めるサイトもあるので、まったく手に入らないということはないのですが、生鮮食品、特にアジア系のお野菜が手に入りにくいです。生鮮食品は宅配のサイトにはなく、近くのスーパーやアジア系スーパーで手に入れる、もしくは自分で栽培するしかないという感じです。
近くのスーパーや市場で、白菜やしいたけ、しょうがは売っていることは多くあり、タイミングや時期が合えば、ゆずも買えます。ただアジア系食品のお店や、珍しい食品を多く扱うグランフレというスーパーは郊外にあることも多く、どうしても車で買いに行くというのが現状。
私はどうしても青シソがほしくて、たまたま近くの野菜種・花種・苗・農業資材等の販売店でシソの苗を見つけたので家庭菜園に植えました。
パリのオペラ周辺にはアジア系特に日本・韓国系のスーパーがあり、みょうがやシソを見かけたこともありました。その点はメトロでパッと出て買いに行く便利さは高かったです。
二つ目は、大使館が遠い。
今住んでいる、南西フランスの管轄にあたる大使館はマルセイユにあります。片道4時間、パリに電車で行くのとほぼ変わりません。
ネットでの申し込みが可能であったり、不定期の出張サービスなどはありますが、どうしてもマルセイユまでいかなければならないということもあるので、大使館への行きやすさは断然パリです。パリの日本国大使館は凱旋門の近くにあり、こちらもメトロで行くことが簡単です。
三つ目は、仕事の見つけやすさ&教育の種類の豊富さが劣る。
パリではCVをいくつかの幼稚園に送って、すぐに採用となることができました。これも首都であるからこそ、バイリンガル教育、モンテッソーリ教育のような教育の選択肢、私立の保育所、園や学校も多いからだったのではないかという気がします。(私立だと、そこの理事長・園長の判断によって採用が決めることができるため、フランスの免許と同等と認められた資格を持っていたため採用していただくことができました。)
田舎に行くにつれて、公立の保育所、園、学校が多く、採用されるには、やはりフランスの正式な保育・幼児教育の資格を求められます。私立の保育所でも同様。やっと今、重い腰が上がり、こちらでの資格取得に向けてオンラインコースでの勉強を始めました。
四つ目に、娯楽が比較的少ない。
パリは、美術館、博物館、映画や観劇、ギャラリーなどが数多く、4年住んでいたのにも関わらずすべて網羅することができませんでした。引っ越した先は、トゥールーズ、美術館も数えるほどしかありません。イベント事はキャピトル広場で毎週末のように何かしらあるので、市内であれば楽しめたり、少し足を伸ばせば、ワイナリーめぐりや、カルカッソンヌなどの世界遺産を見に行くことができますが、週末はおうちでゆっくり過ごすことが増えました。
次に良かったことを上げたいと思います。
まず一つ目に、治安のよさ。
街が何といってもパリより綺麗に掃除されています。日本には全くかないませんが、それでも道端に犬の糞が落ちていない、メトロでトイレのにおいがしないなど、パリに比べたら息がしやすいです。それに伴って、治安もまだいいような気がします。
もちろん、荷物を置いて注文をとりに行くなどは決してできませんが、スリが少なかったり、物乞いの人が少なかったりします。
ニュースでよく目にした、暴動の影響で街中で何かが燃えているということも見たことがありません。
二つ目に、人々が優しい。
カフェでの店員さんはもちろん、ご近所の方だったり、ただ通りすがりの人だったりが優しいです。人のやさしさに触れることがこちらに引っ越してきてからパリで暮らしていた時よりも出会う人はずいぶん少ないのに、沢山ありました。
パリではイライラ・せかせかしている人が多くいた印象でしたが、(土地柄・気候の影響もあるかもしれませんが)こちらの人は、多くの人がゆったりとしていて、笑顔の人が多いです。
三つ目は、家賃・運賃などの生活費が安い。
これは日本でも同じことが言えるのではないかと思いますが、田舎に行くほど、土地の値段や生活費が安い印象です。
もちろん賃金もパリの方が高いのですが、それを考慮しても、家賃・公共交通費が高い!
フランスで働いていると交通手当は全額ではなく半額までなので、負担が大きいような気がします。メトロのすべての区域の行き来ができる一か月の定期は86,40€(約14000円)、トゥールーズの地下鉄の定期は57€です。
家賃はワンルーム(11㎡の場合)で少なくても約500€(約80000円)から。こちらで最初に暮らしたアパートは約60㎡で約750€でした。
四つ目に、出費が減った。=お金をかけずに楽しむ方法を手に入れた。
娯楽がパリと比べて少ないと書きましたが、それと比例して出費が減りました。
出かける頻度が減ったため、外食も少なくなりました。また、気合を入れて(笑)出かけることも減ったのでお化粧品代もかからなくなりました。最近は基礎化粧と日焼け止めのみで生活してます。
お金をかけずに楽しむ方法、例えば、おうちごはんを楽しむ、家の周りにある森や湖の周りを散歩する、家で映画鑑賞やゲームをするなど家族で過ごす楽しみが増えました。よくSNSで見かけるパリのキラキラした生活と比べたら、ものすごく地味な生活ですが、心がより満たされるようになりました。
これはすごく個人的なことですが、五つ目として、義実家の家族と近くなったということがあります。
主人の生まれ故郷も近く、彼の両親、また彼の姉夫婦も、つかず離れずの距離に住んでいるので、困ったときに助けあいができることが嬉しいです。主人も、やっぱり彼の家族が近くにいて嬉しそうなのをみて、私も嬉しいです。
また、こちらに引っ越してきてから大型犬を飼い始めることができたのも、大きな変化です。大変なことも多いですが、やはりワンちゃんは癒し。可愛いです。これも庭があるからこそ。森が近かったり、公園もだだっ広かったりと田舎だからこそ、飼えている大型犬。パリでもワンちゃんをよく見かけますが、大変だろうなぁと想像します。


三つ目と四つ目がお金に関することですが、物価が高くなっている今、主婦の目線から、すごくいい環境に移り住んだなぁとつくづく思っています。
後から考えたら、すごく忙しい生活をしていたと思いますが、住めば都なので、パリ生活もすごく楽しかったのは本当です。
ただ30代になり、家族がいる今の私にとっては、この南西フランスの田舎生活の方が心身より健康になった気がします。
郷に入っては郷に従え
何十年と海外生活をしている大先輩方には及びませんが、
私は大学卒業まで日本で生まれ育ち、その後アメリカ(サンフランシスコ)、英国(ロンドン)、フランス(パリ、トゥールーズ)と約10年間移り住んできました。
そのどこでも差別を受けたこともあるし、日本人だからと良い待遇をしていただいたこともありました。
差別でいえば、アメリカ、英国では、世界的人口を考えれば中国の方と思われることももちろん多く、你好と言われるのは日常茶飯事。(これは好意的に挨拶をしてくれるという感じではなく、すこし馬鹿にしたような感じで言われたので差別だと私は認識しました。)
コロナ中はもうフランスにいましたが、地下鉄に乗ればあからさまに避けられる、口元を隠される、また、犬をかわいいなとみていると、犬は美味しいのか?と尋ねられるなどまぁいろいろありました笑
こういうことは主人と一緒にいるときだと全くなく、私が一人でいるときにしか起こらないのです。言いやすそうなのでしょうか。
こういう場合は相手にせず言い返したいところをぐっとこらえ、無視か、さっと場を離れることにしてました。相手が頭がおかしい、もしくは刃物を持っている可能性もないわけではないので…。
良い待遇であれば、日本人と言ったとたんに笑顔になったり、日本にまつわるお話をしてくださったり、サービスをよくしてくださったりということがありました。これらは今までその方にかかわった日本人の方々が素晴らしい方ばかりだったのだとありがたかったです。
さて今回のタイトル“郷に入っては郷に従え”
“他の土地へ行ったら、その土地の風習を尊重し、それに従うのが良い。そこで自分のやり方を持ち込んでもうまくいかないという意味があることわざ”
どの国でもその国の言語を話せることは、お仕事をするとなると必要ではないかなと思います。
ちょっとしたアドバイスですが、みなさん、フランス旅行をする際に、お買い物もされると思いますが、Bonjourと入店する際は行ってみてください。お店の人の対応が違います。
日本にいる母国語が日本語ではない方が日本語を話してくれたら嬉しくなるように、フランスでも、どの国の人も同じではないかなと思います。
また、その国で特別に資格がいるお仕事だと資格を取りなおすことがやはり必要なのだなと最近実感しています。
私は保育士または幼稚園教諭として今までずっと働いてきましたが、パリでモンテッソーリ幼稚園のお仕事ができたのはラッキーであったのだなぁと改めて思っています。
今回腰を据えるために引っ越した先はトゥールーズからまた郊外に行った小さな街。
パリのような都会とは違い、私立の園や保育所も少ないです。
ここで面接をいくつか受けているものの、やはりフランスの正式な資格が必要のようで、やっと資格取得に向けて重い腰があがったところです。
(日本の大学で資格免許を取ったのち、ロンドンでも保育所で働きながら資格を取りなおしました。)
英語も結構大変だったのに、フランス語でかぁ…と今から緊張しています。
いくつになっても挑戦あるのみの人生な気がします笑
フランスの風習でいえば、お友達や家族に会った時の頬にキスをするビズはすっかり慣れました。あとなんとかなる精神も鍛えられた気がします。フランスだけではありませんが、荷物が届かない、ストライキで交通手段がたたれるなど、それぞれの国でいろいろなびっくりする出来事にもまれたのもあると思います笑
郷に入っては郷に従えということわざにならい、柔軟に対応する適応力とコミュニケーション能力は日本にいる頃より身についたように思います。
このことわざ、海外生活10年目の私のモットーになりつつあります。
みなさんのモットーは何ですか?
フランスでの妊活
お久しぶりです。
だいぶ間が開きましたね。一年がものすごくあっという間な気がします。
4月ということもありまたブログを書いてみようかなと思い立ちました。
今回はフランスでの妊活、妊活中の気持ちを書いてみたいなと思います。
妊活中の方は『そうそう!』と共感して心が軽くなってもらえたら嬉しいです。
そうでない方は妊活ってそうなんだぁと知ってもらえたら嬉しいです。
妊活中って、病院に行くことから始まり、ストレスは厳禁となるべくゆったりと過ごしたり、食べるものに気を使ってみたり、運動をしてみたり、サプリを飲んでみたり、神仏頼みとしょうして神社仏閣にお参りしてみたり、といろいろ試してはいる方も多いと思います。
周りの“ご報告”に落ち込んだり、自分のことを情けなく思ったり、妊娠してもすんなりいかず赤ちゃんがお空に帰ってしまったり、今まで知らなかった自分の黒い部分を知ってしまったり…。
そんな妊活しているからこそ知ってしまうたくさんの負の感情、すごーくあるんです‼
できることならそんな負の感情なんて持ちたくない‼でも避けられない事情でぶわーってで出てきてしまうんですよ。
よく“ご報告”で見る言葉『私(たち)を選んできてくれました』
この言葉、とても美しい言葉だと思いますが私は苦手です。
来てくれない私たちは選ばれてないってこと?
きっと苦労せず妊娠・出産したんだろうなぁってどうしても思っちゃうんです。
(こう書くと不妊様って言われそうですが。)
素敵な言葉だから、きっと不妊治療してなかったら使いたくなる言い回しだと思います。
でもそういった言葉さえも斜めに構えさせちゃうのが不妊治療の悪いところでもあると思います。比べなきゃいいじゃん、変に言葉の上げ足とらなくてもいいじゃん、そんなこと思うから妊娠できないんだよって思われるかもしれませんが、自分ではコントロールできないことと向き合ってるそのもどかしさも相まってると思うんです。
妊活をしてからこんなにも性格悪かったのかぁと思うことが増えました。ご報告なんてなくなればいい、身内だけでいいじゃんとも思ったこともあります、正直。
妊活をすると、体力的にいえば、治療のための自己注射もありますし、血液検査のため注射はほぼ2日に一回、人によっては通水検査や流産手術など“痛い”ことが、日常生活の中で圧倒的に増えますし、体力だけでなく、精神的にも追い詰められちゃうことを知ってもらいたいのです。ヨガや瞑想、カウンセリングとあるにはあるのですが、どう心を健康的に保つのかは結構難しいので、体力的な部分よりむしろ精神面の方がきつかったりします。
私は妊活歴今年で4年目で、本当にいろいろしました。
妊活をしている方の中には4年なんてまだまだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この4年が人生で一番濃い時間な気がしてます。
『早くわが子をこの腕で抱きたい。』この気持ちはきっと妊活をしている皆さんは一緒だと思います。
ですが、子どもは授かりもの、こればっかりは自分の力だけではどうしようもないところもあります。いくら頑張っても結果に結びつかないことなんてあるのかぁと自分で経験して思います。
それでも、フランスでは、体外受精も4回まで保険でカバーなので実質無料であったり、女性同士のカップルも不妊治療が受けられたりと、行政のしっかりとしたサポートがあります。それは本当に恵まれているなと思います。
サポートを受けるまでに、まず1年間自分たちで妊活を頑張るのは日本と変わらないかもしれません。
ただ無料なのが理由かもしれませんが、日本の検査はしたことないので耳にしたり目にしたりする限りですが、フランスよりも日本の方が検査項目などがもっと充実している印象です。
フランスの医療事情として、まずMédecin généralisteと呼ばれるかかりつけのお医者様がいなければなりません。コロナ以降まず主治医を見つけるのがまず難しい。新規の患者をとっていないお医者様が多くて引っ越しても引っ越し前のお医者様が同じままということも多々あります。
その主治医に予約を取って、産婦人科の先生への紹介状を書いてもらう。そして産婦人科の先生に予約。これもまぁ長いこと…。一か月、三か月先なんてこともざらです。その産婦人科の先生にも紹介状をもらってやっと不妊治療に進めるといった感じです。
(私の場合は、妊活を始めた当初のかかりつけのお医者様が産婦人科も診ていたので、この過程はスキップできました。)
ここでやっと、先生を通して、社会保健に100%不妊治療に関しての病院代であったり薬代だったりが保証されるように申請します。申請した後は受理されれば手紙が届くので、それを近くの薬屋さんに持っていき健康保険カードに情報を入れます。
そして公立の病院であればここから、また不妊治療を担当してくださる先生と面談、その後病院内で会議にかけられ認証されたら、保険も受理されたところでまた面談で、その後2か月生理を見送ったのち治療開始という流れでした。
いくつものステップを踏んでやっと治療を始められるといった感じです。
無料ですが長い。このステップは人によっていろいろと変わると思いますが、不妊治療が始まるというところまでいろいろあって私は3年かかりました。
フランスでの妊活、費用があまりかからないという素晴らしい点がありますが、ほかにも良い点がいくつかあります。
まずは治療中は夫婦でのカウンセリングも必須ではないですが受けられます。
私たちは受けてから、精神的にゆとりができたので良かったと思っています。
精神科医の先生に、アドバイスを頂いたり、『うんうん、そうだよね、あなただけではないから大丈夫』と言っていただけたのが妊活をする中で何よりも助かっているように思います。
また、治療に関しての通院はすべて夫婦で来ることが必須で、会社もこれを理由に欠席または遅刻は必ず了解しなくてはならないという法律もあります。もちろん病院側もそのための証明書を必ず毎回発行してくれます。
一緒に行くことでなによりも夫婦で妊活をしていると実感できます。通院や検査を一人ですると思うと、やはり心細かったり、夫婦のことなんじゃないの?って感じると思うんです。もちろん日本でも夫婦そろって通院されている方もいらっしゃると思います。けれど、そこを法的にも守ってしっかりしているのはフランス素晴らしいな、ありがたいなと思います。これはぜひ日本でもするべきなのではと妊活当事者として思います。
私は妊活を初めて8か月ほどで2度妊娠したのですが、一度目は化学流産と呼ばれる胎胞が見える前の流産、二度目は8週で心拍停止の繋留流産を経験しました。
化学流産は妊娠検査薬が普及し自己検査をすることができるようになったので多く認知されるようになった流産のようです。妊活してなくて検査薬もしていなければきっと気が付かなかったものではないかなぁと今になっては思います。
二度目の流産は正直とても苦しかったです。流産手術後、相次いで“ご報告”が届いたり、その当時の同僚の妊娠が分かってどんどん彼女のお腹が大きくなったりエコー写真をグループチャットで見せられたりしたのが正直一番心がぎゅっとなりました。
今やっと、こうやって文章に書き起こしてもやっと涙が出なくなりました。
人生の数だけ、妊活の数だけそれぞれのストーリーがあると思うんです。
流産のことは書かなくてもよかったかもしれませんが、こんな人もいて、頑張ってるんだ、じゃあ私も頑張ろうって思ってもらえたら嬉しいなと思うんです。
あと、私は妊活を始めてから、まだまだ完璧ではありませんが、他人の立場をもっと考えて接することができるようになった気がします。もしかしたら、見た目にはわからないけれどこの人も苦しんでいることがあるかもしれないと。
妊活に限りませんが、苦しいことを乗り越えてきたからこそ、今があります。
それが過去か現在か未来か、どこでかはわかりませんが、きっと誰にも『わーもうだめだ』『最悪』『終わった』っていう時ってあると思うんです。
その経験があるからこそ、今を大切に生きていこうって、大丈夫すべてを乗り越えて今があるんだからって思えるようになりました。
子どもを望む人すべてに赤ちゃんが来ますように。



4年ぶりの日本一時帰国
お久しぶりです。
3月に思い切って日本に一時帰国してきました。
コロナ後、初めて帰った日本。
主人は5年ぶり、私は4年ぶりの日本でした。
いろいろと変わったところ、初めて気が付いたところ、おすすめしたい場所などを書けたらと思います。
今回コロナも緩和され、必要だったのは3回のワクチン接種とvisit Japanというアプリケーションの登録のみ。これも5月8日にはなくなるようですね。やっと終わりがきたという感じがします。
3月上旬ドイツ経由で帰ったのですが、機内はほぼ観光客であろうヨーロッパの方々でほぼ満席。日本人の方はビジネスもしくはこちらに住んでいる方の一時帰国といった印象でした。
ネックなのが、チケット代。これが以前は往復600€前後/一人だったのが二倍以上しました。ロシア・ウクライナ戦争の関係で遠く飛ぶのと、燃油代高騰が原因かと思います。コロナも落ち着いたので、あとは戦争が早く終わって、前のように行き来しやすくなるのを願うばかり。
今回は4年ぶりということもあって、いろいろ詰め込みすぎました。
次回はもっとゆったりしようと思います。
まず書いていきたいのが、おすすめしたい場所‼
今回の滞在でとてもよかったのが、初めて訪れた高知県‼
弟が旅行関係の仕事で住んでいるので、両親と一緒にみんなで会いに行ってきました。
いやぁ本当に素晴らしかった。以前からご当地料理のために旅行する私たち。
名古屋にはみそかつを食べに24時間で訪れたことも。
高知の食べ物は最高でした。
言わずもがな、カツオのたたきは臭みがなく、名物のゆずを使ったポン酢でしょうか、タレとの相性はばっちり。タレでなくても塩でいただくのも絶品でした。
私の弟がお休みをとって連れて行ってくれたお店はどこも美味しく頬が落ちました。


その中でもおすすめしたいのが、『しゅん』と『はな佐』という居酒屋さん。
『しゅん』でいただいたのはタレのカツオのたたき。スモークの利いたカツオのたたきとさっぱりしたタレが絶妙にマッチして、お酒がすすみました。こちらでいただいた鶏のから揚げも絶品でお代わりを頼んでしまったほど。中がジューシーで外がパリっとした衣、最高でした。
『はな佐』でいただいたのはタレと塩の両方。カツオのたたきももちろん、お刺身の盛り合わせのネタはどれもプリッとしていて肉厚。できることならフランスに持って帰りたいくらいでした。おすすめしていただいた日本酒との相性も完璧。
こじんまりとしたお店で、ずいぶんと盛り上がってしまいました。
どちらも、また高知を訪れたら行きたいお店たち。
『しゅん』
住所は、〒780-0822 高知県高知市はりまや町1丁目4−21
定休日は日曜日
『はな佐』
住所は、〒780-0842 高知県高知市追手筋1丁目10−13
定休日は日曜日
そして観光の定番、ひろめ市場ももちろん連れて行ってもらいました。
ここでいただいた赤牛という高知の和牛がとても美味しかったので、書いておきます。
『プティ・ヴェール』というお店。
フランス語で小さなグラスという名のお店は、きっとご主人がフランスが大好きな方で、お店のデコレーションにはそこらかしこにフランス語やフランスの地図がありました。こちらでいただいた赤牛のステーキが、完璧なミディアムレア♡
よく和牛にある脂身が乗っているものではなく、赤身の赤牛。
胃もたれせずにどんどん食べられそうなお肉でした。私は日本酒でいただきましたが、ワインにもばっちりだと思います。付け合わせのお野菜たちもほろっさくっであっという間に完食してしまいました。
『プティ・ヴェール、ひろめ市場』
また、高知県では、飲んだ締めはラーメンやお米ではなく、餃子なのだそう‼
小さめの餃子はいくつでもつまんでしまい、ジューシーな具がパリっとした皮に包まれて、お腹がいっぱいにもかかわらず箸がとまりませんでした。
飲んだあとなので、お写真を忘れてしまい残念なのですが、、、
そして鶏も美味しい高知県。今回連れて行ってくれたのが、『鳥心』というお店。
ボリュームがなんともすごい‼食べられるかなと思うほどのボリュームなのに、あっという間に完食してしまうほど、美味。
弟も「食べた後はもう食べられないと思うんだけど、またすぐ食べたくなるんだよなぁ」と帰りの車でつぶやいてました。
鶏南蛮というと、タルタルソースを連想しますが、ここはオーロラソースと呼ばれるケチャップとマヨネーズをミックスしたソース。私はネギだれでさっぱりしたものを選びました。


『鳥心』
住所は、〒780-0082 高知県高知市南川添15−3 鳥心
定休日は水曜日
海の幸も、お肉もお野菜もお酒も美味しいなんて、私にとって天国な高知県。
今回の高知旅行では、名産のゆずを使ったポン酢や、お菓子、お酒なんかを買って帰ってきましたが、もっと買ってくればよかったとおもうほど。
もし弟が転勤で移動してしまっても、ゆずの物や、日本酒を買いに、またぜひ訪れたいものです。
まだ一時帰国記事続きます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ロンドン、おすすめカフェとアフタヌーンティ
前回の続きで、今回訪れた2泊3日ロンドン滞在で行った
おすすめしたいカフェとアフタヌーンティについて書こうと思います。
まずは、おすすめカフェ!
こちらは、パリに引っ越した後に知ったカフェで、ずっと行きたいと思っていたのですが、今回やっと訪れることができました。
『Host Café』
教会に設置されているカフェで、教会は今でもミサなどで使われている現役の教会です。
ある一定の場所から先は飲食できませんが、美しい天井のレリーフやステンドグラスを眺めながら、ゆっくりと静寂な時を過ごすのは本当に贅沢でした。


時期もあって、流れていた音楽はクリスマスミュージック♡
それもなんて素敵ー♡とため息をつくのに拍車をかけていた気がします。
パソコンで作業をする若い子たち、会議にいそしむサラリーマン、お茶に来る老夫婦など、年齢層は様々。けれど、混んではいなかったのでゆっくりしたい人向け。
いただいたコーヒーもとても美味しかったです♡
場所はテートモダンや、セントポール寺院なんかも近いので休憩に寄ってみるのもおすすめ♡
住所は、St Mary Aldermary, Watling St, London EC4M 9BW, United Kingdom
定休日は、週末
住んでいる人はなかなかいかないのだそうけれど、やはり旅行で来ている身としては行っておきたいアフタヌーンティ♡
今回訪れたアフタヌーンティはホテル、The Connaught内にある、
『Jean-Georges at The Connaught』
5つ星ホテルの中にあるので、スマートカジュアルくらい少しドレスアップしていくのをお勧めします。


お茶を選んで、運ばれてきたら、まずはサンドイッチプレートから
日本のサンドイッチに近い感じ。フランスに住んでいると、いつもサンドイッチと言えばフランスパンだったので、久しぶりの食感と味に感動しました。


今回は飲むのは控えたかったので、スパークリングジュースで乾杯♡
次にスイーツがのせられたスタンドとスコーンが運ばれてきます。
スイーツも甘すぎず美味しくいただきましたが、かなり量が多かったです。
個人的にはこのイチジクのパティスリーが美味でした。
おなかいっぱい。ごちそうさまでした♡
クリスマス前ということもあり、ホテル内のデコレーションはクリスマス仕様♡
レストラン内はたぶん通常時と変わらない気がします。



住所は、The Connaught, 16 Carlos Pl, London W1K 2AL, United Kingdom
定休日はありませんが、アフタヌーンティは昼と夜のレストランサービスの合間に行われるようなので、予約をした方がいいかと思います。
ロンドンは大好きなお友達もいるし、主人との思い出もたくさんあるので、またきっと訪れるところだと思います。
その時もまたこのブログでおすすめしたいところを書けたらと思います。
読んでくださってありがとうございました。
2泊3日、ロンドン旅
英国、ロンドンは、パリの前に4年ほど住んでいた場所で、とてもなじみがあり、大好きなお友達がいるので、昨年の11月ワンちゃんをお迎えする前に、コロナ後初めて、行ってきました。
トゥールーズからは飛行機で約2時間、空港にもよりますが、ヒースロー空港だとオクスフォードサーカス駅までタクシーで1時間ほど、格安航空が飛んでいるスタンステッド空港からはスタンステッドエクスプレスという電車でリバプール駅まで45分ほどです。
英国、フランスだと1時間の時差もあるので、フランス→英国だと少し得した気分です。
今回は2泊3日、親友のおうちにお邪魔しました。(ありがとう♡♡♡)
女二人で、夜な夜なワイン片手に語ったのは最高でした♡
お土産はトゥールーズのチョコレートと、到着して買った花束を。
お天気は11月中旬で、8度前後。
雨が降ったのは到着した夜のみで、あとは晴れてくれたのが幸いでした。
落ち葉もいい感じで、レンガ造りの家々が、これぞ英国という感じ。
ロンドンのクリスマスのデコレーション
ロンドンに来るなら、やはりクリスマスの時期は最高‼
今回行ったときは、ちょうど飾りつけ中/イルミネーションが始まったころでした。


Covent Garden
住所は、Cranbourn St, London WC2H 7AR, United Kingdom
クリスマスのイルミネーションで有名なのは、やはりオックスフォードサーカスからピカデリーサーカスにかけての大通りと、すぐ隣にあるカーナビーストリートだと思います。
大通りの飾りつけは2018年まで住んでいた時も同じものだったので、毎年同じもののように感じます。
そして大好きなリバティデパート♡
デパートはパリのギャラリーラファイエットやプランタンのように、ショーウィンドウもクリスマス使用に♡


リバティデパートには常設のクリスマスデコレーションコーナーが最上階にあります。
常設なので年中買えるようですが、やはりクリスマス前は活気がありました。
住んでいた時にも買えばよかったのに買わなかったので、今回は思い出に年号入りのものと、ゴールドの冠型のものをひとつずつ購入してきました。
年号入りのものはたぶん毎年、年の部分だけ変わるものだと思いますが、これしか2022と書かれているものはなかったので、こちらを。
Liberty London
住所は、Regent St., Carnaby, London W1B 5AH, United Kingdom
定休日はなし
クリスマスの時期には、パブやバーなんかもクリスマス使用
飾りつけがキラキラだったり、クリスマス特別メニューがあったりと、特別感♡


主人もパブは大好きで、引っ越してから恋しいのは?と聞かれて入るものの一つです。
同僚や友人と飲んで過ごした時間はとても楽しい思い出です。
お店や、ホテルも“これぞクリスマス“の雰囲気でいっぱい!


右側に写っているホテルRitzは、住んでいた時、母がちょうどクリスマスの時期に来てくれたので一緒にアフタヌーンティに訪れたのが今でも心に残るよい思い出。ピアノ演奏を片目に、最高のおもてなしで、文句なしの5つ星だったのを覚えています。
今回は、他のホテルのアフタヌーンティに行ったので、そちらをまた後程、違う記事でほかのおすすめカフェとともに紹介したいと思います。
クリスマスのデコレーションだけでなく、今回一緒に紹介したいのが、こちら。
フォトジェニックな本屋さん『Daunt Books Marylebone』
こちらは滞在していた時から時々訪れていた本屋さん。何よりも内装が素敵♡
こちらのショーウィンドウも、もちろんクリスマス仕様でした。


今回買いたかった本は1冊しか見つからなかったのですが、注文も可能。
長期滞在するならまた訪れるいい理由ができるので、注文してみても良いかもしれませんね。
絵本が大好きで、大学生時代からちょっとしたコレクター化している、私。
買って帰りたい絵本がたくさんあったけれど、格安航空で行ったのと、荷物の紛失が多いということも聞いていたので、今回は手荷物のみということもあり、なくなく断念。次来るときは預け荷物もしようと思っています。
荷物に余裕がある方はいっぱい買って帰っても良いかもしれませんね。
絵本にもクリスマスのシーズン物が多くみられました。さすが♡
こちらで売っているキャンバスバックも可愛くて、今回は着ていったコートと同じピンクの小さめのサイズを見つけたので購入しました。大きいサイズは黒を愛用してます。結構入ります。ただジッパーなどがなく口ががばがばなので、貴重品は巾着にいれるかしないと少し不安。
帰りの地下鉄でパシャリ。前の席に座っていたおしゃれなおじいちゃまのちらりピンク靴下とマッチした感じが気にってます。
Daunt Books Marylebone
住所は、84 Marylebone High St, London W1U 4QW, United Kingdom
定休日はなし
次回はおすすめのカフェと、アフタヌーンティについて書きますね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
お久しぶりです
明けてますね、2023年、おめでとうございます♡
前回の投稿、10月から、ロンドンへ行ったり、子犬を家族に迎えたりと大忙しで、あっという間に年を越していました。
子犬はずっと飼いたいと思っていた、オーストラリアンシェパードという種類の犬で 大人は25㎏から30㎏になる大型犬に分類されます。
トゥールーズから車で約1時間半北に行った、とても穏やかな村にある牧場からお迎えしました。
時々ブログにも出てくるかと思います。どうぞよろしくお願いします。
名前はタンポポと名付けました。
フランスでは生まれた年で犬の頭文字が決まっているというルール的な(絶対ではない)ものがあります。Tで始まるものを考えていたわけではなく、犬をお迎えしたら二人でつけたいと思っていた名前だったので、たまたま2022年がTの年でラッキーでした。
お迎えしたときは2か月で、今は4か月になりました。
お迎えしたときは、ころころ、よちよちだったのが、だんだんと凛々しくなってきてそれもハンサムでやはりわが子並みに可愛い。
飼ってみて親ばかならぬ、犬ばかとなってしまうのもわかる気がします。
大切な家族の一員。まだ来て2か月だけれどそれ以上の時が流れたように思うほど。
オーストラリアンシェパードについて少しだけ、、、
オーストラリアンシェパードはアメリカ原産だといわれていますが、実際の祖先は、北アメリカ、そしてオーストラリアに輸入された、スペインとフランスの国境をまたぐピレネー山脈のバスク地方起源の犬だといわれています。
(バスク地方は、夫が幼いころから毎年夏に行く地方で、なんだか親近感があるような、嬉しいような。)
牧羊犬だったため、とても賢く、体力もあるとされています。
性格は、優しく陽気で、忠実だといわれていますが、タンポポは耳やつめなどもおとなしく触らせてくれるとてもやさしい子です♡
なによりも食いしん坊、、、飼い主に似ているのでしょうか。
遊びも大好きで、人やほかの犬を見るとすぐにお友達モードに。番犬にはなりませんが、可愛い。
この子をお迎えしたこともあって、なかなかブログが更新できていませんが、カフェ・レストランの続きや、ロンドンについても書けたらと思っています。
どうぞ気長にお待ちください。